節句人形業界若手座談会

日本が誇る五節句の文化を次代に継承するために、

節句人形業界に従事する若手を対象に、

「未来への懸け橋」と題した若手座談会を、

日本の節句文化を継承する会が主催し、

全国８か所を巡って開催してまいりました。

この事業は、弊社代表の柴崎が企画立案したもので、

企画と同時に、座談会の座長も務めさせて頂きました。

埼玉地区から始まり、

中国地区、東北地区、四国地区、大阪地区、京都地区、中部地区を訪ね、

この度、九州地区（博多）の座談会をもって最終開催となりました。

全国各地で温かくお迎えくださいました同世代の若手の皆様、

日本人形協会各地支部長の皆様、

日本の節句文化を継承する会理事の皆様、

誠に有難うございました。

私自身、全国各地を訪れ、

真剣な議論を通じ新たな出会いを得る中で、

役得とも言うべき有難い経験をさせて頂きました。

若手らしい柔軟なアイデアや、

軽やかなフットワークを活かし、

そして、この度の座談会を通じてできた

若手のネットワークをフル活用し、

日本の伝統文化の継承に役立てるよう、

これからも「未来への懸け橋」に努めてまいります。

と同時に、

地元山形県での節句人形の販売にも役立てられるような、

お客様方にも喜んで頂けるようなヒントも沢山得ることが出来ました。

これまでお付き合いのなかった人形職人さんとも、

この全国座談会を通じて出会う事になり、

新年度からは新たな商品ラインナップに加わる事にも繋がりました。

若手人形作家の作品、是非ご期待ください！

今の世の中は、様々な情報が瞬時に手に入る時代になりましたが、

人と人との出会、絆や信頼関係の構築は、

顔を会わせることから始まるものだと私は確信しております。

注：表題の写真

２０１０年、鹿児島県奄美大島へ災害支援ボランティアに私が行った時のもので、

その後、２０１１年東日本大震災では鹿児島の方々が恩返しに来て下さった逸話を紹介。

自身の経験から、東北と九州との「絆」を座談会の冒頭にお話しさせて頂いたものです。

人形の柴崎　代表取締役

日本の節句文化を継承する会　専務理事　柴崎　稔